頭皮と毛髪の基礎知識
みなさんは髪・頭皮の事をどれだけ知っていますか?
身体の事とは違い、直接人の生死に関わらない為なのかテレビ等でもあまり特集されることはありません。
しかし、すり傷などは時間がたてば治りますが髪についてしまった傷(ダメージ)は絶対に治る事はありません。
なのであまり知られていない頭皮・毛髪の基礎知識をまとめたIris頭皮・毛髪辞典を作っていこうと思います。
【髪の固着力】
固着力は髪1本を引き抜く力です、50~80gの力を加えると髪1本は抜けます。
【毛髪の伸びる速さ】
個人差がありますが、平均的に1ヶ月に1.2センチ程伸びます。
【毛髪の数】
個人差があります。
平均的に10~15万本と言われています。
【1日の脱毛】
正常な脱毛は1日に50~80本くらい。
しかし秋口にはこの倍ほど抜ける場合もあります。
【毛髪の寿命】
性別によって違いがあります、毛髪の寿命というのは髪が伸びている期間の事を言います。
男性…2~4年
女性…3~6年
男性と女性では違うんですよ!
【毛周期(ヘアサイクル)】
・毛髪が伸びている期間の成長期
・毛髪が抜ける準備の為、毛穴の上の方に上がってくる退行期
・完全に脱毛して次の毛髪の為の準備期間の休止期
この3つのサイクルを繰り返して、脱毛と新生を繰り返すことを毛周期(ヘアサイクル)と言います。
正常なサイクルを繰り返している限り、薄毛になることはありません!
このサイクルが乱れてしまう事が、薄毛の主な原因になるんですよ!
これだけは絶対に覚えておきましょう!
これは頭皮と毛根の図です。
この画像を参考にその場所の役割等をなるべくわかりやすく書いていこうと思います。
これを知っていると今日からの頭皮ケアが楽しくなりますよ?
こんな風に!!
星野「届け!毛乳頭まで届け!俺の育毛剤!」
【毛根・毛幹】
よく聞く毛根という言葉ですが、毛穴の中にある部分を全てを毛根と言います。
また、毛穴から出ている部分は毛幹と言います。
【毛乳頭】
一番下の毛細血管と繋がっている丸いところです。
毛乳頭は毛細血管から流れてきた栄養や酸素等を受け取って毛母細胞に発毛の司令を出す司令塔。
逆に脱毛の原因になるものも受け取り脱毛の司令も出す事もあります。
毛髪の核になる部分です。
【毛母細胞】
毛乳頭を囲むようについています。
毛乳頭から司令・栄養をもらい分裂を繰り返して毛髪になります、毛髪は毛母細胞の集まりなんです。
それともう一つ!
知っていましたか?髪の毛は元は全て無色(白髪)なんです。
毛母細胞が分裂を繰り返している途中でメラニン色素をメラノサイトから受け取って色をつけています。
【バルジ領域】
普段は活動していませんが、髪が脱毛した時に動きだし『毛芽』という髪の種を出して新しい毛髪を作る指示を出してくれる場所です。
この『バルジ領域』ですが、2000年に発見されました。
現在ではかなり研究が進み『薄毛改善』の鍵を握る重要な部分という事がわかりました。
最先端の薄毛治療はこの『バルジ領域』へのアプローチ!
Irisではこの最先端の育毛メニューを取り入れています!
最後は皮脂についてです。
皮脂と言うとベタつきや臭いの原因というイメージが強いですね。
しかし皮脂にも役割がしっかりとあるので説明をしていきます。
【皮脂腺】
その名の通り皮脂を作り出すところ。
身体中にありますが特に頭皮は多いんです。
なんとTゾーンの2倍、背中の5倍もあるんですよ!
ちなみに掌と足の裏には皮脂腺はありません。
何故ならば毛穴がない為です、逆に毛穴があるところには必ず皮脂腺があります。
皮脂腺は元のサイズより大きくなる事(肥大化)はあってもそれより小さくなる事はありません。
【皮脂膜】
毛穴から出てきた皮脂が汗などの水分と混じり合い膜状になったものです。
有害物質や感染から身体を守ってくれる天然のバリア!
【過酸化脂質】
皮脂が紫外線等の影響で酸化して毒性が強くなってしまったものです。
過酸化脂質が多くなってしまうと毛穴の中に入ってきて毛乳頭(毛髪の核)を攻撃してしまい…
脱毛してしまいます。
【皮脂・皮脂膜の役割】
・外からの様々なモノの体内への侵入を防ぐ
・身体からの水分の蒸発を防ぐ
・角質層が過度に剥がれてしまうのを防ぐ
・暑さや寒さから身体を守ってくれる
・皮膚の常在菌のエサ
この辺りが皮脂膜の主な役割になります。
ただし!
これは皮脂量が正常な場合です、皮脂は多すぎても少なすぎてもいけません。
正常な皮脂量にする為には食生活や正しくケアする事がとても大切!
あなたの皮脂量は正常ですか?
もし少しでも不安があるならお気軽にお問い合わせくださいね。
いかがでしたか?
皮脂はなくてはならないものです。
しかし正しくケアをしないと、肌の乾燥等の肌トラブルの原因にもなります。
ケアの方法もいずれ書こうと思っていますので、参考になればいいなと思います
では
