トリートメントを卒業するために必要な3つのコト
初めてトリートメントをしたのはいつですか?
カラーをするようになってから?
縮毛矯正をするようになってから?
毎日のコテ巻きで毛先がパサパサになってしまったから?
おそらく髪の毛に「絡まる」「もつれる」「枝毛・切れ毛が増えた」などのダメージを感じるようになってからではないでしょうか?
もしくは美容室でカラーをする際に、担当美容師に「ダメージになるから一緒にトリートメントしておきますか?」と勧められたり。
Irisでは、めったにトリートメントをご提案することはありませんが、どうしようもない程の「絡まり」や「もつれ」がある方にのみ『2次災害を防ぐ意味合い』としてトリートメントを施術することがあります。
絡まった髪の毛を無理やり梳かしたりすることで、そこから切れ毛や枝毛になってしまい髪のダメージがどんどん根本のほうに広がっていってしまうのを防ぐためです。
一度ダメージヘアになってしまった部分は元の健康な状態になることはありませんので、カットしてしまうことがダメージ部分をなくす一番の近道ではあるのですが、女性の場合そうもいかないことがありますよね!?
では、どうしたらトリートメントを卒業することが出来るのか?について、今日はお話していこうと思います。
今日の記事は昨日の
の続きになります。是非そちらもチェックしてみて下さいね!
トリートメントを卒業したいならするべきコト
例え痛んでしまった部分をカットしたとしても、また同じようにダメージ毛になってしまったらいつまでたってもトリートメントが必要な髪の毛のままです。
ダメージ部分を少しづつカットしていきながら、根本の健康な髪をダメージ最小限に抑えて毛先まで育てていく。
ロングヘアーな方ほど長い道のりになりますが、それがトリートメント卒業への道になります!
-目次ー |
1. ダメージを最小限に抑える
2. 健康な髪の毛を育てる
3. 何をおいてもホームケア
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1. ダメージを最小限に抑える
まず、髪の毛に与える最大のダメージは薬剤処理になります。
薬剤処理=カラー、パーマ、縮毛矯正など です。さすがにパーマをセルフでされる方は少ないと思いますが、よくあるのがセルフカラー。
セルフカラーとサロンカラーでの髪への負担を比較した場合、雲泥の差でセルフカラーはダメージを出します。
そのことに関しては『Irisのカラーとセルフカラーの違いは何?』で詳しく書いておりますのでご一読下さい。
私たち美容師はやはりプロですので、髪の状態に合わせた薬剤選定・塗分け・時間設定など最小限のダメージでカラーや縮毛矯正を施術しています。
また同じ美容室に通うことで履歴が残りますので、より負担を少なく施術を行うことが可能になります。
Irisの場合、カラーや縮毛矯正などを最小限のダメージで施術するにあたって『後処理』を徹底して行っています。
どれだけ美容師がしっかりシャンプーして流したつもりでも、髪の毛の内部にはシャンプーだけでは落としきれない染めたりするために必要な薬剤が残留しているんです。
その残留物が残っている状態でサロントリートメントをすると、補修目的で入れたタンパク質を逃がさないためにコーティングをするので、残留物までもが一緒に髪の毛の内部に閉じ込められてしまうのです。
これが、トリートメントをするとダメージの原因に繋がる可能性がありますということになります。
Irisが徹底して行っている後処理とは、この残留物をその日のうちに全て除去すること!きちんと落としきることによって薬剤処理をした後のダメージを緩和することが出来ます。
2. 健康な髪の毛を育てる
白髪染めをされるような年齢に差し掛かってくると、髪を生やすための母体細胞そのものが弱ってくるので、細く弱い毛髪になってきてしまいます。
そうなってくると、元の髪の毛自体が弱くちょっとしたことでダメージを受けやすいので、ケアをするのも大変になってきます。
子供の頃の髪の毛を思い出してみて下さい。
特に大掛かりなケアをしなくても、艶やかで弾力のある髪をしていますよね。
あの頃の髪質が戻ってくれば、トリートメントとは無縁だと思いませんか?
髪の毛が細く弱くなってしまった方ほど元気な髪質にするためには時間がかかるとは思いますが、健康な毛を育てる「育毛」は、ダメージになりにくいだけでなく理想のヘアスタイルにするためにも重要なことです。
髪がツヤツヤでふんわりしているだけで、若々しくも見えますしね!
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3. 何をおいてもホームケア
最後に、トリートメントを卒業するために絶対必須なのが「ホームケア」です。
例えば2か月に1度のペースで美容室に通っていたとします。
2か月というと、約60日。その間、美容室に行くのが1日。残りの59日は自分でどうにかしないといけないですよね?
1日だけ美容室でスペシャルにケアをしてツヤツヤピカピカな仕上がりになっても、毎日の髪の手入れが間違っていると日々の生活の中で思わぬダメージを引き起こしてしまいます。
ホームケアの中でも特に大切なのが
① シャンプー
『ツヤツヤヘアはシャンプーのケアで決まる』 をご覧ください。
② ドライヤー
『ドライヤーは美髪の味方!天使の輪を作り出すドライヤーの当て方』 をご覧ください。
の2つです。
髪の毛は、濡れている状態だと弱くダメージを受けやすいのですが、しっかり乾いている状態になると丈夫になります。
また、髪の毛の主成分はタンパク質ですので非常に熱に弱い。ドライヤーは、上手に使えば髪の味方をしてくれますが、間違った使い方をするとダメージを与えてしまいますので、上の記事を読んで見ても難しい場合は、担当の美容師さんに正しいドライヤーの使い方などをアドバイスしてもらうと良いと思います。
以上のように髪への負担を最小限に抑えながら髪を伸ばしていき、ダメージを受けてしまった部分をカットするなりトリミングするなりで減らしていくように計画を立てていけば、晴れてトリートメント不要な髪になることが出来ます!
実際に、Irisにご来店いただいているお客様たちは何人もトリートメント卒業を迎えられています。
ご来店の度に、シャンプーの仕方や乾かし方について何度もお話するので耳にタコが出来てしまっているかもしれませんが、みなさんキチンと守ってケアしてくださっているので、ものすごく髪質が向上しております!
逆に宮本のほうが若干さぼったりすることがあるので、Irisのお客様方は偉いな!!!と誇りにも思うし、尊敬もしています。
最後に。
トリートメントすることが悪いというわけではありません。必要な場合もあります。
ですが、トリートメント不要なくらい、しなやかで弾力のある髪の女性が増えたら素敵だな!と思うので、あえて言わせていただきます。
トリートメントを卒業しませんか!!
では