ツヤツヤヘアはシャンプーのケアで決まる
「そこってそうやって洗うの?そんなにゴシゴシするの?流してる時間長すぎない?私シャンプー下手なのかな…」
シャンプー中によくお客様からお聞きする言葉です。
でもそれ下手なんじゃないんですよ?
宮本も星野もそうですが、正しいシャンプーの仕方って誰にも教わってこなかったんですよ!
例えば…
「歯磨き」なんかだと、小学校などに歯医者さんがやってきて歯科検診とかありましたよね?(今はないのかな?)
その時に正しい歯の磨き方を教えてもらったり、小冊子などが配布されたり。
子供なのであまり話を理解していなかったとしても「きちんと歯を磨かないと虫歯になるよ」と、歯のプロフェッショナルである歯医者さんから直々に教えてもらうことで「ちゃんと磨かないと虫歯になる」と言うことが印象づけられると思います。
ところが髪や頭皮についてはどうでしょう?
いつの間にか1人でお風呂に入るようになってなんとなくシャンプーを今までしてきた。
おそらく多くの方がそうだと思います。
何か両親に言われたとしたら
「ちゃんと洗いなさいよ!」
だけだった気がします。
なぜちゃんと洗わないといけないのか。どうしたらちゃんと洗えるのか。
わからないから上手くシャンプーが出来ない。シャンプーしないと気持ち悪いからなんとなくしている。
それが普通なんです。
だって子供の頃からちゃんとしたシャンプーの仕方を、髪のプロである美容師から教わっていないんですもの。
なのでシャンプーが下手、やり方がわからないと思っているそこのあなた!
コレを読んで今日から意識して洗ってみませんか?
そして、もしこれを読んでくださっているあなたにお子さんがいらっしゃるならば、教えてあげてください!
と言う事で、全てのホームケアの基本!
Irisヘアケア講座~シャンプー編~
まず始めに、シャンプーは大きく分けて3つの工程に分かれています。
• 濡らす
①髪を濡らす前に
②泡立ち安い人と泡立ち難い人の違い
③なぜ頭髪をしっかり濡らさなくてはいけないの?
④正しい濡らし方
• 洗う
①泡立て方
②髪を洗う?頭皮を洗う?
③泡パックの必要性
• 流す
①泡がなくなればOK?流しの重要性
②正しい流し方
記事が長くなりそうなので、まず今回は「濡らし」について詳しく書いていきますね。
・濡らし
①髪を濡らす前に
髪の表面にはキューティクルと言って、髪の毛そのものを守ってくれる薄い層があります。乾いている時は閉じているキューティクルが、髪が濡れると膨潤してが開きます。
そのため、シャンプーする前に髪が絡まっている状態で濡らしてしまうと、開いたキューティクルによってモツレが酷くなり絡まりが取れなくなってしまいます。
その絡まりを強引に解こうとすると、キューティクル同士が摩擦によってはがされてしまったり、髪そのものが切れてしまったり。
髪の毛って濡れている時がもっともダメージを引き起こし安いんです!
シャンプーの際、指通りが悪くてギシギリになってしまうケースの大半はこれにあたります。
この対処法として、シャンプーする前に毛先から優しく絡まりをなくすためにブラッシングをすることでかなり改善されますので是非試して見て下さい。
②泡立ち安い人と泡立ち難い人の違い
髪と頭皮は思っている以上に濡れません!
キューティクルは疎水性(水をはじく)であるため、少し濡らしたくらいでは頭全体で見ると濡らしムラが出ることがあります。
特に髪が多くキューティクルの層がしっかりした硬く太い毛髪の方ですと、髪の毛そのものの撥水性が強くなる為、一度水に潜っても髪や頭皮が濡れない程です。
(毎日洗髪しててスタイリング剤もオイル系のものを使っていないのにシャンプーの時泡立ちが悪い方はこのタイプ)
逆に、ダメージレベルが高くキューティクルの損傷が激しい場合や、元々が軟毛で髪が細いキューティクルの層が薄めな方は撥水性が弱い為、全体がしっかり濡れるのは早くなります。
③何故頭皮をしっかり濡らさなくてはいけないの?
1番の理由は、正しく頭髪が濡らせていれば「汚れの7~8割程度落ちます」さらに古くなった角質層が浮き上がってくるので、力いっぱいゴシゴシ洗いをせずとも楽に頭皮を綺麗にすることが出来ます!
濡らす。と言うよりは
お湯で洗う
の方が言葉のニュアンス的には正解かもしれません。
この最初のお湯洗いをしっかりすることによって、汚れが7~8割落ちるだけでなく頭全体が満遍なく濡れているのでシャンプー剤の量が少なくても泡立てることが出来ます。
シャンプー剤の節約にもなりますしね(笑)
これは手を洗う時をイメージするか、実際やってみてください。
手を濡らさないで、石鹸をつけるとどうでしょうか?
泡なんてたちませんよね?
そうなんです!
しっかり濡らさないと泡がたたないんです。泡が何故大切かは、シャンプーの項目で書こうと思います。
④正しい濡らし方
流水(38°C~40°C)で、手をお椀型に丸めてお湯を溜めるようにしながら、頭皮にお湯を通すイメージで濡らしていきます。
時間にしたら2~3分くらいしっかりお湯洗いをしてください。ちょっと長すぎるかな?と思うくらいしっかり濡らしましょう。
この時、極力シャワーヘッドをしっかりと手に持って頭に近づけるのがポイントです。
むしろ頭皮につけてしまってもOK!!
(肩が上がらない等の理由がある場合はシャワーヘッド固定で、なるべく高さを頭に近い位置まで下げましょう)
と言うのも、シャワーの距離が遠いと水圧がかかるため髪のダメージに繋がります。
「それくらいで???髪の毛デリケートすぎるだろ!!!」
と思われるかもしれませんが…
実際にとてもデリケートなんです!
毎日のことですので日々の積み重ねが後の蓄積してダメージへと変化してしまいます。
以上がシャンプーする前の「濡らし」で大切な項目です。
さっそく今晩から実践して頂けると、シャンプーの泡立ちが抜群になりますよ!
それでも泡立ちが悪い・・・・という方は、明日の記事
「洗い方」
を参考になさってください。
では
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